ライトダウン

読書したいという気持ちだけ先走る

わぁぁぁぁ

 

この秋から冬にかけての、ほんとうに寒い季節が好きだ。凍てつく空気を吸う。空ばかりみて歩く。たばこの自販機が故障して、お札を吸い取ろうとする音が何度も繰り替えされている。自販機の前に立つ。音が止まない。それをただ見ている。街のにおいがする。

 

温かい缶コーヒーを買って、ぬるくなるまで持っている。ぬくもりが戻らない缶コーヒーをただ持って歩く。工事現場に点在するカラーコーンの数を数える。街灯の影を歩く。

 

ホームセンターを回遊する。自分がこの先の人生で触れることも買うこともないだろう、と思っているもので溢れている。それらのものを日常的に、あるいは仕事のうえで利用する人がいる。

 

やたら星が見えた


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