ライトダウン

読書したいという気持ちだけ先走る

濡れた路面を歩く犬

絶え間なく思考が流れているから、何も考えないということができない。自分の意識は常に自分に監視されている。故に自分は自分の檻から出られない。例えば滞納してる年金とか、返さないまま滞っているLINEとか、怠惰にもたれて生まれた問題たちに常に見張られている。

 

銀杏の強いにおいがする道を通ったときだとか、指定の時間を温めても冷たいままの冷凍たこ焼きだとかに触れ合っている瞬間。その瞬間だけに生かされているような気がする。踏まないように避ける。もう少し温めてみる。そういう余剰だけに生かされている。

 

なにか1からお話作りましょーよって、自分でもない他人の人生のあれやこれやを妄想で作れるほど強気では生きられない。